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【HQ】キミ色オレ色

第10章 愛は狂気に



京治と出会ったのは中2の2回目の席替えの時だった。
京治は私と席が隣。

第一印象は、静かとか頭良さそうとか、カッコイイなぁとか…

私的には、静かな人で嬉しかった。
確か初めて話したのは、私が消しゴム落とした時に一緒に拾おうとして手が触れた時かな?

…あのときはまさか彼氏になるとか想像してなかったよな。

「ありがとう」

と、少し恥ずかしそうに言ったのは今でも鮮明に覚えている。

「どういたしまして」

そう、微笑みながら言った彼は、私にとって王子様に見えた。

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