第9章 ドキドキだらけの1日を・・・
とりあえず綾菜を自室へと連れていき、木兎に頼んで水を持ってきてもらった。
「ハイ、水。
ごゆっくりして下さいネ。
今日は親、仕事だから」
「イヤ、ホントそういうんじゃ、ないからね?」
「ちげーよ。そんなこと知ってる。
相談とか…?ま、なんかあったら言えよ。」
そう言い、木兎は部屋を退室した。
「綾菜、水飲めた?」
「…飲みたくない」
と、一言いうと、俺に水を返してきた。
「ダメ、飲んで?
…あ、飲ましてほしいの?」
と、冗談交じりで言うと、一気に飲み始めた。
…イヤ、なんか悲しい