第9章 ドキドキだらけの1日を・・・
電車を降りて、二人、並んで改札口へと向かう。
そんな時、不意に触れた手と手を結ぶのに、一秒もかからなかった。
私は少しビックリしてクロを見上げると、ニヤリと笑い言う。
「また転ぶようなことになったら大変だろ?」
ホントに嫌なヤツ…
…でも、好きなんだよね。
だって私、クロのためだけに、ネットで人気のある髪型とか調べちゃって、いつもは絶対しないようなポニーテールにしてみたり…
服も色々とネットで検索したりと、なんだかんだ言ってこいつのために一時間半くらいの時間使ってる…
…はぁ、告白、できるかな…?