第9章 ♡甘い蜜には毒がある

彼のその言葉に
無意識に悲しげな声を出してしまうめるに、
にこりと彼は笑いかける。


『ふふっ...だから......
早くもう1回言った方がいいよ？
そうしないと君が辛いんだから。......ねっ』


「...っきゃあ！」


言葉が終わる前に、
再び中を激しく刺激される。


グチュグチュグチュグチュ...
ぬちゃぬちゃ、ぬっちゅぬっちゅ......


「や！いやあ！あんっあんっ...
や、あ！あ！あ！やっ......！？」


イクー...と思った瞬間に、
またその動きがぴたりと止まり
めるは思わず辛そうな顔をして
また彼を見る。


『...そんな顔して見ても、だめ。
ほら、早く言っちゃいなってば...ほーら？』


「やっ...あ、あ...っ」


ゆるゆると再び腰を動かされるも
その速度はギリギリイケそうでイケないもので
めるはその焦れったさに
今にも泣きそうな顔をしてしまう。


『そんなに辛いなら...
早く言っちゃったほうがいいよ...ね？』


言いながら優しくめるの唇にキスを落とすと
離した瞬間、その唇が僅かに震えた。


「...んの...」


『ん？なぁに？』


花臣が嬉しそうにめるの顔をのぞき込む。


「.........はな、おみさん...に...
な、か...に...出さ、れ...て.........」


『うんうん。
僕に中出しされてどうだったの？』


「なっか......！」


真っ赤にした顔を
隠そうとするめるの手を振り払いながら
花臣はうんうん、と首を縦に振る。


『そ。中出しされて、気持ちよかった？』


「...っ......」


『ね、答えて？』


「......き、きもち、よかっ...た...で、す...。」


『ふふっ、よくできました。』