第7章 Crazy for you〜君に夢中〜
「あっ…」
「力抜いてね~♪」
翔くんの指先が、俺のソコの周りを押しながら、クルクルと撫でる。
緊張と恥ずかしさで、ソコに全神経が集中しちゃう。
「智くん…力抜いてね?」
翔くんにそう言われても、力を入れてることさえ分かんないし…
ましてや、力の抜き方なんか…
「やぁっ///」
翔くんは俺の脚を、赤ちゃんがオムツを替えるような姿勢にさせ、
「脚、ちょっと持ってて!」
って…
「あ、うん…」
……気が付けば、自分で両腿を抱え込んで、今まで誰にも見せたことのない場所を、翔くんに曝け出している。
さあ、見て!と言わんばかりに……
………死んじゃう///恥ずかしくて…
こんなの…
一番恥かしい場所を、一番好きな人に///
……セックスって、こんなにカッコ悪い恰好してやってんの?みんな…
もう、泣きそうになる…
なんなら、少し涙が出て来た…
相変わらず翔くんの指は、俺の襞を広げる様に動き、もう片方の手は、かっちかっちの俺を包んで上下に扱く…
死ぬ……
多分俺…死んじゃう…恥ずかしくって…
自分で抱えた脚の間からは、少し笑顔の余裕の翔くんの顔…
こんな時だけど…
ホントに可愛い…誰よりもカッコいい…
手を離せば離すことができる。
『もう止めて』と懇願することも…
なのに…
それをしないのは、俺自身の意思だ。
恥ずかしいところを、翔くんにおっ広げているのも、
先っちょからエッチな汁が出てきちゃって、
翔くんの手からやらしい音がし始めているのも…
全部、俺が望んでそうなってる…
全力で拒否しようと思えばできるのに…
そうシて欲しいのは…俺…
翔くんはそんなことちゃんと分かってるから、
俺の気持ちなんか…全部お見通しだから…
だから、こんなに余裕の顔なんだ。