第2章 幼馴染
【 翔 】
「翔くん、いつまで寝てるの?」
「うん…もう少しだけ…」
「ダ~メ!今日は兄貴の大学の学園祭に行くって約束だろ~?」
…あ、そうだった。
そんなこと言ってたっけ…
夕べはそのまま潤の家に泊まったんだった。
それでも布団から出ない俺に、潤は掛布団の上から馬乗りになった来た。
「翔くん…早く起きないと~…こうしちゃうよ~?」
潤の手が俺の脇の下に差し込まれてきて。
「止めろ、ちょっ///やめろよ~、はははははっ」
潤の手から逃れるため、身を捩って体勢を変えた俺の横に、馬乗りだった潤はバランスを崩して転がった。
見つめ合う俺達…
「翔くん…」
「し~っ、黙って…」
俺は唇に人差し指をあてて、潤の誘うような唇に、吸い込まれる様に自分のを重ねた。
「んんっ///」
下に潤の親がいるから、絶対に見つかっちゃいけないスリルが、逆に俺たちを昂らせるんだ。
「…やっ…んっ…しょお…くん…」
舌を絡め合う激しいキスをしながら、スウェットの脚の間に手を伸ばすと、
そこにはゆるゆると勃ち上がりつつある、欲情の象徴が…俺にアピールしていた。
「潤…もうこんなにおっきくなってるの?」
耳元で、揶揄うようにそう言うと、潤は真っ赤になった。
「か~わい❤」
そう言いながら、滾るソレをぎゅっと強めに握ると、潤の身体は小さく跳ねた。