第11章 空蝉
…ヤバい(≧▽≦)
こいつに食われる……
これじゃ俺の方が獲物だろう?
上に乗せると、潤はいつもと違う一面を見せた。
……言葉ではうまく言えないけど、
可愛い弟キャラから、
貪欲に欲望を貪る……
…そう、娼婦のような……
「あんんっ…翔くん、凄い///」
「潤…声…」
潤は俺にたしなめられて、ペロリと舌を出した。
それでも、俺の上で、
踊るように腰を揺らしながら、
口には手の甲を当て、声を押さえながらも、
ますます激しく俺を…そして自分を、追い込んでいく。
「じゅん…ちょっ…そんな、激しく…」
「…ん…ん…しょおくん…また…出ちゃいそう」
「…俺も…もう無理…」
切羽詰まった俺の声に、潤はニヤッと笑った。
……このままじゃ、俺も男が廃るじゃん!
いつの時代の話だよ…とも思うけどね…
ひとりで盛り上がる潤の身体を押し倒し、
驚いた顔の潤の中に、一気に突っ込んだ。
「しょおくん…」
今度は俺がニヤリと笑ってから、
片脚を肩に担いで、最奥を目指して腰を送った。
「…ぁぁ…んっ…ん…あっ…」
「…潤…凄いよ…そんな…締めんな…」
「あっ…だって…気持ち…イイんだもん…」
汗で滑る潤の腰を抱え直し、
俺はスピードを上げ、一気に潤を追い込んだ。
潤は、無意識に滾る茎を自分で握って扱きだした。
「…ぁああ、しょうくん…イクよ~…」
「…潤、俺も…一緒に…」
「…うん…一緒に…」
「じゅん…あぁ、あっ…んんっ//////」
「…しょおくん…出ちゃうよ…あ、あ、イクッ///」
同じタイミングで、潤の自分の腹に、
俺は潤の中に…
欲を吐き出した俺たちは、肩で呼吸を整える。
「翔くん、ぎゅって、して」
潤に言われるままに、その身体を抱き締め、
ベッドに深く沈んだ。