〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第54章 尋常に勝負!-秘密の恋文-❀政宗END❀
「なんだ、その可愛い目は」
「だめって言ったのに、政宗が触るから…私が変になった!」
「でも、気持ち良かっただろ?どうだった、初めて男の手で絶頂を迎えた気分は」
「……絶頂?」
「気持ち良さが最高地点まで行くことだ、解らないのか?」
「……っ」
(俯く…って事は、果てたこと、ねぇんだな)
美依が申し訳なさそうに俯いて小さくなるので、思わずそのこじんまりとした姿に愛しさを覚えた。
今まで美依はどのくらい純に生きてきたのだろう。
まだどの男の色にも染まってない、その純朴で真っ白な美依。
俺色に染めてやりたいと思う反面で……
このまま、汚れないままで居てほしい、なんて思った。
「解らないからって、恥ずかしがったり、悪いと思う事はない。最初は誰だって解らないもんだ、お前のせいじゃない」
「でも……」
「解らないなら、俺が教えてやる。好きな男に愛されると気持ちいいって事」
「あっ……!」
俺は半身を起こすと、美依の肩をくんっと手で押し。
再度褥に背中をつけさせながら、美依を組み敷いた。
そして、美依の脚を大きく開かせながら持ち上げると、腰を若干浮かせるようにして、俺の肩に掛けさせる。
これで、美依も挿入しすくなる。
俺は美依の躰の『ある特徴』を理解した。
だから……多分このくらい脚を持ち上げて丁度いい。
「このままの姿勢で、俺のを挿れるぞ」
「なんでっ…こんなに脚持ち上げるの……?」
「お前が下付きだからだ」
「なにそれ……」
「男を挿入する口が、後ろの方にある事だ。本来なら、そーゆー場合は背後からのが挿れやすいんだが、初めてで顔が見えないと不安だろ?なら、こうして脚を持ち上げれば、必然的に口の位置も高くなる」
俺が説明してやると、美依は恥ずかしそうに顔を背けながら、『政宗、色々詳しいんだね…』と呟いた。
まぁ、それは経験上の話だが、下付きの女は正常位で貫くと、より感じる場所に当たりやすいと。
それも考慮して、後背位を止めた。
美依にしてみたら、知識豊富とか、そんな風に映っちまうんだろうな。
そんな事を思えて、思わず苦笑が漏れた。