〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第32章 如月の雪紅華《生誕記念》❀上杉謙信❀
じゅぷっ…ぱちゅんっずずっ…ぐちゅんっ!
パンパン……ずちゅっじゅぷっパンパン……!
「ぁっぁあっ!はぁんっ…やぁあぁっ!」
「んっ…はぁっ……美依……!」
「謙信、様っ…けんしん、様ぁ……!」
「これは、イイな…堪らん……!」
美依が上下に律動する事で、昂りが擦られ、また美依の中が締まって搾り取られる。
しかも、目の前で美依はいやらしく自ら腰を振り……
その淫らな姿に、視界からも犯される。
自分で先をイイ場所に当てているのだろう。
美依自身もすごく気持ち良さそうで。
お互いの艶めかしい吐息が絡み合い、二人の荒い息遣いが部屋中に響いていく。
「ぁっぁあっ謙信、さまぁ…どう、ですか…?」
「ああ、堪らなく…イイぞ…ぅあっ……!」
みっともなく己からも甘い息が漏れ、思考回路が麻痺する程の快感に襲われる。
腰が熱く疼いて、自分からも突き上げそうになるけれど……
それではいつもと同じなので、今日は主導権を美依に任せて、動いてもらう。
しかし、かなり動きが激しい。
俺が突き上げるのと、ほぼ変わらぬその動きに、俺が驚いて身を任せていると……
「ふぅっ…はぁっ……ぁあっ……」
美依が一旦動きを止め、脱力してきた。
俺は一回手を離すと、乱れた美依の長い髪を指で弄びながら……
下から美依を見上げ、息を整えながら言った。
「どうした、終わりか……?」
「い、いえ……」
「お前、自分で腰振るのが、そんなに気持ちイイのか?」
「え……?」
「だいぶ激しいからな」
薄く笑うと、美依は胸に手を当て、また緩く緩く上下に動き出す。
強弱をつける計算なのか?
そんな事を思っていると、まるで泣きそうな顔をして……
美依は息を切らせながら、掠れた色っぽい声色で言葉を紡ぐ。
「違い、ますっ…ぁっ……謙信様に、気持ち良く、なってもらいたいから……んっっ!」
「そうか、自分で動く方が好きかと思ったぞ」
「わ、わたしは……」
すると、美依は言葉に詰まりながらも。
俺の余裕を剥ぎ取る一言を放った。