第91章 君が傍にいるだけで《前編》❀織田信長❀

「感じているのか、美依」

「……っ」

「このようにしとどに濡らして……」

「信、長、様のっ…せいですっ……」

「そうか、ならば責任を取ってやる」




俺は指を、割れ目に沿って這わせ始めた。
蜜を絡めながら前後に往復し、時折指先で膨らんだ蕾も掠めて……

美依は堪らないといったように啼き、ゆらゆらと腰を揺らし始める。

その艶かしい腰使い。
見ているだけで、クラクラしそうだ。




「両方、だめぇ……っっ」

「貴様の躰はそうは言っていない、胸を弄られ蜜部をまさぐられ……だいぶ悦んでいるぞ？」

「ぁっ…ほんとに、もうっ……」

「もう…なんだ、気をやりそうか？」




くちっ、くちっ、くちっ
指先の愛撫がもたらす淫音は、俺の聴覚を犯し、精神を高ぶらせる。

それは、美依とて同じなのだろう。
いやらしく躰が啼き声を上げるたびに、肌を震わせ熱を上げた。



(ああ……もっと、欲しい)



それは心まで沸き立たせ、渇望を生む。
俺は一旦胸と蜜部から手を離すと、美依の細い腰を掴んで、グイッと上に引き上げた。

尻を突き出すような格好をさせ……
俺はその尻の部分まで、己の顔を下げて。

目の前で桃尻を割ってみれば、その淫らな秘密の場所が視界に入ってきて、なんとも馨しい匂いに、思わずため息が漏れた。

とろり…と内太ももを伝う愛液。
ぐっしょりと蕩けて、震える蜜華。
もう──……
堪らなく、愛しい。






────じゅるっ






「……っぁあぁぁ！」



そのままその場所に吸い付けば、その瞬間美依が大きく躰を震わせる。

そして、さらに溢れてくる愛しい蜜。
ああ、口淫されて達してしまったのだと。
気づいたところで、やめてやる筈もなく……

俺が口での愛撫を続けると、頭の上から途切れ途切れの抗議が聞こえてきて。




「もっ…達した、からぁ…やめっ…！お願、い…のぶ、様ぁっ…め、ですっ……！」




……本当に愛らしくて参るな、と。
だが、貴様を濡れさせた責任はとらねばな？

俺は唇で秘華を甘噛みしたり、時折中に舌を差し入れたりして、愛でる事を続ける。

さすれば、次第に美依の抗議もさらに気持ち良さそうなものに変わり、また腰をくねらせ始めた。