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【ハイキュー!!】月夜に吹く風 R18

第7章 青嵐


「はぁー。」

朝から…ため息しか出ない。

私は何をしているんだ…。

昨日の出来事を思い出し、もう一度深いため息を吐いた。
先程からこれの繰り返しだ。

蛍とちゃんと話し合って仲直りしないと…そう思っていたのに…。
木兎さんの事を思い出すと…とてもじゃないけど、蛍と合わせる顔がない。

「あ…の。和奏ちゃん、大丈夫ですか?まだ体調が良くないなら、ここは私が…。」

仁花ちゃんの声にハッと顔を上げる。

「あっ、ごめん!考え事しちゃって…。」

「あの…月島君との事ですか?やはり私がよけいなことを言ったせいで…」

「えっ!?違うよ!確かに蛍とはちょっと…話し合わないといけない状態だけど…でも、仁花ちゃんのせいなんかじゃないよ!」

私より青い顔をする仁花ちゃんに慌てて否定をする。

別に仁花ちゃんが告白の事を教えてくれなくても、きっといつかは問題になっただろう。
むしろ、このモヤモヤした気持ちを押し込めて付き合っていても…いつか上手く行かなくなった。

「でも…このままじゃいけません!あんなに仲の良かったお二人が…。ちゃんと話し合って下さい。」

そう。
ちゃんと話し合わないといけない。

私のモヤモヤした気持ちもちゃんと伝えて…
蛍のイライラもちゃんと受け止めないといけない…
じゃないと…私達は本当にダメになっちゃう。
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