第11章 会議
ハイネは城へ向かった
(王子達にはバレないようにしましょう…)
ブルーノは手をあげた
「私は反対です」
「僕も!!」
「俺も!!」
「俺だって!!」
「王子達座りなさい」
だがブルーノは続けた
「私達も推薦いたします!!」
「ハイネヴィトゲンシュタインを!!」
その場はざわついた
「まぁまぁ皆さん…話を聞いてあげてください」
「国王陛下がそういうなら…」
ブルーノ達は顔を見合わせ頷いた
「ハイネは…前までの王室教師とは違った!!ちゃんと正面からぶつかってくれた!!」
「先生は優しくて…ちゃんと俺達のことを見てくれた!!」
「先生といると楽しかった…勉強も楽しかった!!勉強が楽しいと思ったのは初めてだった!!」