第10章 ハイネの過去
「…それで後にハイネは王室教師になったわけだお前たちのな」
「…ハイネは悪くないのに…」
レオンハルトは唇をかみしめた
「先生はかわっちゃうの?」
「明日…新しい王室教師がきまる会議がある」
「そんな…」
「もう寝なさい」
カイ王子達は部屋にもどった
「ハイネ先生…」
里奈はシーツを握りしめた
「なんでだろう…涙がとまらない…ハイネ先生…」
レオンハルトは里奈の部屋の前にたっていた
(里奈さん…)
レオンハルトはノックをした
「レオンハルト王子…」
「泣いてるのか?」
「…はい涙が止まらないんです」
レオンハルトは里奈を優しく抱きしめた
(皆もないてるのかな…)