第5章 弱みを握ってください
「先生のとこ行こっ?」
「行きません。ローゼンベルク伯爵様のとこに戻ります」
「あ…待って!!」
だが里奈は行ってしまった
「リヒト?」
「ブル兄…里奈っちが…」
リヒトは里奈の様子がおかしいことを話した
「そうか…里奈どのは王室教師でありながら授業する時は素人みたいだったぞ?」
「ブル兄は里奈っちの授業うけたことあるの?」
「兄さんもある…少しだけだが…師匠の方が断然うまい…リヒトはないのか?」
リヒトは頷いた
「レオ兄も多分ないと思う…」
「そうか…怪しいな…それに里奈どのは教師には向いていないと思う」
「…里奈さんの悪口話してたの?」
レオンハルトがやってきた