第2章 もう一人の王室教師
「レオンハルト王子!どうかなさいましたか?」
「テストをうけてやるって言っただろ?」
「今ですか?」
「なんだよダメか?」
「レオンハルト王子が明日うけると言っていたので…」
「…かっ確認にきただけだ!じゃあな!」
レオンハルトは里奈を数秒見つめて部屋をあとにした
(ハイネは何を考えているかはわからない奴だけど気に入った)
レオンハルトは微笑んだ
「私も失礼します」
「はい…」
里奈は深呼吸をした
(危ない危ない…ハイネ先生に勘づかれたのかな…)
するとローゼンベルク伯爵がやってきた
「ローゼンベルク伯爵様」
「バレないようにしてくださいね?」
「はい!任せてください」