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審神者はあまいものがほしい。【刀剣乱舞】

第3章 真夜中の秘密


朝、起きたら

いつもの私の部屋の天井と

薬研の顔が見えた。

え…薬研…?

『や、やげん?!

 な、なんでここに?!

 うわ〜!寝顔見られた〜!!

 もう、お嫁にいけないー!!!』

いそいで布団をかぶるけど、

意味なんてない。

薬研「大将、嫁にいけなかったら俺が責任とってやるよ。

   それより…大将、調子はどうだ?」

『え…やだ…男前〜!

 俺が責任とってやるよとかー!

 惚れるわ〜

 調子?いつもと同じだよ?』

薬研「そうか。それならいいんだが。

   倒れたって聞いたから心配してたんだ。」

倒れた…?

あ…そうか…

私、清光に霊力を…

あれ、いまさらだけど

誰が部屋まで運んでくれたんだろう?

薬研「なぁ…大将…」

『ん?』

薬研「首の鬱血痕はどうしたんだ?

   見たところ、二つあるが」

『………』

やだ…バレてる!!!

え、待って!!!

二つ?!二つって言った?!

清光、二つもつけたの?!

『えーっとそれは多分、

 虫さされだと思うな!』

なんだか気恥ずかしくて、

薬研の顔が見れない。

薬研「ほう、虫さされか…

   悪い虫に噛まれたもんだなぁ、大将」

『ま、参っちゃうよね!』

うつむきながらそう答える。

薬研「俺が消毒してやるよ。」

薬研の顔をちらっと見ると、

目が合った。

視線だけで、

身体も心も捕らえられてしまう。

な、なんだかやばい雰囲気だ。

逃げようとするけど

すぐに捕らえられてしまう。

その後、私の首に

赤い花がまた咲いた。



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