第10章 NEWS的クライシス。
増田「……てごし??
話終わったんなら……もう、いい?」
手越「終わってねぇよ!
勝手にッ! 終わらせんなしっ!!」
増田「あ……ごめん。
いや、なんか、黙っちゃったからさ。」
手越「オレッッ!!
いつか、また絶対!
増田さんの家、
上がってみせるから!!」
増田「はっ? 何、言ってんだか…w」
手越「今はまだ、オレ……
どうしょうもないガキだし、
傷つけちゃったし…
あれから、たくさん…考えた。
謝ってもどうしようもないし、
今謝ったからって…意味ないとオレも思うし。
だって、まだ正直…
どこかでそう思ってしまってるオレが居るから。」
増田「……てごしのそういう正直なところ、
オレ、好きだよ。」
手越「…ッ…んだよっ!
いま、そういうこと…言うなよな!!
そっちから境界線引くくせに
そんな境界線なんかお構いなしに
こっち側に来たり、
こっちが、ココロ許して
その境界線を取っ払おうとしたら
増田さんはシャットアウトすんだよ!
まっすーは…ズルいよ…っ!
そういうとこ……自覚しろよな!!」
増田「ごめん…。
気を付けてるつもりではいたんだけど…。」
わかってる。
わかってるんだ、そんなこと。
まっすーは悪くないってことだって。
そういうまっすーに、傷つくたびに、、
増田さんに期待してしまってるオレを
何度も何度も、
突き付けられるから
苦しいってことも……。
手越「オレ、また、
まっすーにオレのこと見てもらえるように
頑張ってイイオトコになるから!
だから…、
一番近くに居てもいい?
今は…、
仕事仲間としてだけでいい。
それだけで、充分だから。
それ以上は
何も、望まないから。
ただ、
傍に居させてほしくて。
それだけ、言いたくて。。」
増田「……ふふっ。」
手越「……なんだよ、こっちは珍しく
真面目に話してんだよ…。」
増田「あ、ごめんね?
てごしって…いつも、そうやって
オンナノコ、堕としてるのかなぁって。w」
手越「……は? ふざけんなし。笑
こんな回りくどい駆け引きなんかしなくても
オレ様レベルになれば一発よ!!
こちとら、そんな暇じゃねぇんだわw
んなもん…5秒見つめりゃ
向こうから勝手にくんだよ。
オレがこんなめんどいことしてんのは…
他でもない、増田さんだからだよ。。」