第10章 NEWS的クライシス。
「……うん、ごめん…。」
「…ほんとに。気をつけろよ、お前は…。
今はふざけちゃダメなとこなんだよ。。」
「わかってるんだけどさ。オレ、
まじめにしなきゃしなきゃと思うほどダメで…。」
「いや、、知ってる!!笑
実は…みたいなトーンで言われても
それ、全国民知ってっから!!笑」
「あぱ。ご存知でしたか。
さすが、先生!w」
「はぁ、、なんか、もういいわ。笑
本題に戻るけどな?
ヘテロのが長続きすんの。」
「うそうそうそうそ!!
絶っっ対嘘!!笑」
「……なんでそう思った?」
「だって、オンナなんて、
何考えてるかわっっかんねぇじゃん!!
その点さ、男友達なら何考えてるかとか
何となく…わかるし。
オトコの気持ちはオトコのがわかんだから
マインド的な部分は
絶対! 同性同士のが上手くいくっしょ!!
あ、まぁ…オレは増田さんの考えてることは
いまいちわかんねぇっつか、謎だけども…笑」
「そう、まさに、そこなんだわ。」
「え? どこ??
どこに答えありました?w
先生! 自分、見落としてるみたいです!」
「手越……笑
つまりはさ、
人はわかってもらえてるだろうと
思ってた相手が実はそうじゃなかったときに
一番、傷つくわけ。
……ここまで、おわかり?」
「おわかり…あ! あーー!!
そういうことか!!」
「そ。そういうこと。同性同士だから
わかり合える部分は勿論、多いよ。
でも、付き合うとなると…
エゴのぶつかり合いだろ?
そうなると、理解できないところが
それなりに出てくるわけよ。
いくら同性同士でも、ね。
そういうとき、
普段は分かり合えてる分、
“なんで”のダメージがでかいわけよ。
おまけにこっちの世界は今でもやっぱり、
閉鎖的だから。
そうやって壁にぶち当たったとき、
相談する相手が普通はいない。
異性の恋人の悩みなんて一晩飲んで、
友達と笑いあってるうちに
『やっぱ、オンナってわかんねぇなw』
で気分が晴れるとこ、あんだろ?
それができないってのは…
まぁまぁのストレスよ。」
「じゃぁ、シゲたちも苦労してるの?」
「いや、俺らはちょっと、違う。
小山さん、ドリーマーだから。笑
理解し合うことを諦めないというか…
って、俺らのことはいいんだわ!///」