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【報道系】わちゃわちゃ

第5章 コヤシゲ的好きの尺度。






「シゲちゃんさぁ…」


久しぶりの激しい行為に
ぐったりしながらのピロートーク。


正直俺はイッたあとの急激な眠気に任せて
すぐ寝ちゃいたいタイプなんだけど、


小山がそういうの、好きだから
少し無理をして付き合う。


「……なに?」

「好きなんだよね? オレのコト…。」

「ふはっ。何だよそれw

生憎、好きでもないヤツとこんなコトするほど
暇でもねーし、好きモンでもねーよw」

「……なら、いいんだけど…」

「俺はちゃんと好きだけど、
小山が不安に感じてるなら、それは…
尺度が違うんじゃない?」

「……尺度?」

「そ。例えば…そうだな。
箱があるとすんじゃん?」

「うん。」

「小山の好きの尺度は多分、横幅なのよ。
どこが好き? って聞かれて、
俺の好きなトコロをズラッと羅列できるイメージね。」

「なるほどなるほど。わかります。」

「俺の尺度は多分、高さなのよ。

まぁだから…、
想いで言うなれば深さだよね。

だから、どこが好き? って
それに対する
俺の答えは1つだけだよ。」

「……なに?」

「ん…? わかんない?」

「うん。」










「……小山だから。」

「…なっ!///
そんなん言われたらあなた!
もう、ねぇ!」

「実際そうなんだから
しょーがねぇだろ!w

人の想いなんて
比べようがねーんだよ。

そんなコト考えんのはな
ナンセンスだぜぃ?笑」

「なんで!w 
何でここで急にスギちゃん。笑」

「ハハハハ! 別に?
ここらで笑い入れといた方が
小山が好きかなーと思って。笑」

「確かに! 悔しながら小山は
そういうタイミングが好きですけども。笑」

「ハハハ! 悔しながら!w」

「なんか…上手く丸め込まれた感は
否めないですが、そーなのね。

加藤先生がそう仰るなら
そうなんでしょうね。w」

「そ。この世の中、目で見るだけじゃ
わかんねーコトだらけよ。

だからこそ、面白いんだよ。

……ごめん、小山、寝ていい?
俺、寝てなくて。。」

「いいよ、おやすみ…。」


オレだって、シゲが心配で寝てないし、
おまけに今から仕事だよ。


無防備なシゲの寝顔に想いを募らせ
キスを落として現場へ向かう。




―――ナンセンスだろうがなんだろうが
やっぱりオレのが惚れてンだわ。。









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