第4章 テゴマス的タチ位置。
「……てごしの泣き虫。笑」
「じゃあ、泣かせんなよっ!
好きじゃないとか言うなよ!」
「……ごめん、悪かったよ。
でも…、過去を聞いたりするのは
ナシにしたい。。」
「……わかったよ。」
まっすーがホッと胸を撫で下ろす様に
異様に胸がざわつく。
なんなんだよ、
そんなに聞かれたくない過去が
あんのかよ、まっすーには…。
「…って言ってやりたいとこだけど、
悪いケド、約束はできねーな!
オレが聞きたくなったら聞くし!
聞かなくても大丈夫なら聞かねーよ!」
「何だよ、それ。笑」
「……不安にさせんなってこと!」
「堂々たる口調で
なかなかのコト言うねぇ! あなた。笑」
「いいじゃねーかよ!別にw」
そう言って照れ隠しなのか、
突然オレに口付けするてごし。
驚いて状況が上手く飲み込めず
目をパチクリさせてるオレに
「なんだよ…。
オレからしちゃダメなんて
ルール、ないだろ?」
そう言って今度は深く口付け、
まっすーの舌を吸い上げ、弄ぶ。
「……んっ。」
……ヤバ。。
増田さんの吐息、可愛い。。
ウソだろ?!
オレ好みのキーで啼くなんて反則じゃん!!
マジで増田さん、
ネコマスもイケんじゃんか。
こんなガタイしといて
どういうコトだよ?!
マジでこの人、
ギャップとか易々と越えてくるよねw
そんなことを考えながら、オレは
まっすーの柔らかい唇を何度も貪って―――…。
「……んっ、ハァ。。
ねぇ、てごしぃ。
どうするの?
ていうか、、どうしたい?」
「……どういう、意味??」
「どっちから先、やる?
小山が言ってたの。
お前らには"順番"って
便利な方法があるだろ? って…。」
「何だよ、それ!w
デリカシーの欠片もねぇな!!」
「うん。最初はオレもそう思った。笑
でも…、案外悪くないのかも……。
オレはてごしとそうなるとしたら
当然てごしを抱くもんだと思ってたけど。。
でも……いいよ。オレ。
てごしになら、抱かれても。。」
「……知んねーよ? どうなっても…。」
「何年も待ってたご褒美、、
ちょうだい?」
「まっすーって、、」
「祐也、違うでしょ…?
タカって呼んで。。」
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