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禁忌の恋

第1章 トリップ



俺の名前は橘悠真、ごく普通の高校1年生。
成績は良くも悪くもなく平均並み。運動神経は平均より少し上くらい。
そんな俺の楽しみは黒子のバスケの漫画を読むこと
最近、興味が持ち始めたばかりでまだ登場人物の顔と名前くらいしかわからない

『テツヤ2号、可愛いなぁ。癒されそう
メガネかけてる日向君、今吉さんは入浴の時メガネかけてるけど見えるのかな?
原さんに関しては周りが見えるの?よく人にぶつからないから神業だなぁ』

なかなか面白いから見続けていたらいつの間に辺りは夕焼け空になっている
そろそろ帰ろうとドアを開けると眩しい光に思わず目を逸らしドアの向こう側に吸い込まれる

『どうなってるの?なんか…引っ張…られ…』

どんどん奥の方に引っ張られ思わず転びそうになるが誰かに支えられてるのだけはわかる
恐る恐る目を開けると黄色い髪の美青年に支えられた
ん?この人、よく見てみると…黄瀬涼太?

『き、黄瀬さん?えっ、えっ、どういうこと?』
「あり?俺っちの名前、知ってるんスか?
もしかしてトリップしてきたんスか?」
『と、トリップ?な、なぜそれを?』
「いやー、原山っちも君と同じようにトリップしてきたんスよ
原山っちー!」
「あっ、ワンコ!何?ってすごくオレのタイプの子だね♡
ワンコが先に喋りかけたのは気に食わないけど」
「だから、ワンコじゃないスよ!何してたんスか?」
「モーリと写真交換してた!モーリに女の子の写真をやるかわりに幸リンの男前な写真をもらってた!これで200枚だぞ」
『モーリ?幸リン?って誰ですか?』
「ん?あまり名前知らない感じかな?
モーリは森山由孝で女の子大好きのナンパ師、幸リンは笠松幸男ですごく男前!で女の子が苦手!くぅ、堪んないね!」
「何がくぅ、堪んないね!だ、バーカ
これは原山蓮だ、仲良くしてやってな」
「あっ、はなみゃーオタマロ!これはってなんだ!」
『はい、よろしくおねがいします!』
「可愛い♡タイプ♡ってことでオタマロも見習いたまえ!」
「オタマロ言うな!」

「なぁ、俺たちの紹介いつ言うのかな」
「ガム噛みながらよく言えるな?ある意味感心するわ
って瀬戸!寝るな!」
「ふがっ!」
「あいつ、ザキが好きだよな?モブのくせに」


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