第16章 黒のエース
『って思ったのに~~
何で私の所にボールが回って来ないわけ!?』
可笑しいじゃん!!何でサーブの時しかボール触れないんだよ!?ぜっったい可笑しい!!
嶋「まあまあ結月ちゃん
バレー部の皆は遠慮してるんだよ!」
菅「田中とかは女子に向けてスパイクなんて打てないって!?」
西「怪我したら大変ですもんねっ」
東「田中のスパイク当たったら腕折れそう...」
『折れるか!そこまで柔じゃない!?』
そんな会話をしながら試合は進み
20-18 相変わらず町内会チームリード
嶋「なかなかやるなあ高校生...!」
内「嶋っちサーブ!」
嶋「おっさんも本気出しちゃうんだぜ」
誠が打ったサーブは前衛に居る日向の正面の手元へ
しかし手に当たる前に不規則にボールが動いた
嶋「わはは!みたか!」
大きな声で笑い喜ぶ誠
誠が打ったのは"ジャンプフローターサーブ"
無回転で打つことでボールの軌道がブレる
急に曲がったり落ちたりする
内「もう一本!」
誠のジャンプフローターサーブで日向たちのレシーブは尽く失敗している
烏「これで4本目...
1年コンビの攻撃は凄いがとにもかくにもレシーブだな...
とくに1.2年」
24-18 町内会チーム マッチポイント!
嶋「イッキにイタダキマスッ」
田「大地さん!!」
影「ナイスレシーブ!!」
おおっさすが大地!?
大地がレシーブしやっとバレー部の攻撃に入った
日向が走り込むのを滝ノ上と旭がブロックに入るが
影山がトスを上げたのは
田「ドーモ ゴブサタしてますっ」
久々にスパイクを打つも西谷に綺麗に拾われ最後は旭のスパイクで試合は終了した