第16章 黒のエース
青城との試合から数日後
やっと捻挫も治り今日からバイトを再開した
『おはよーございまーす』
嶋「おはよー結月ちゃん!
もう足は大丈夫なんだね」
『はい。もう絶好調ですよ』
嶋「結月ちゃんがお休みの間
男子高校生のお客さん減っちゃったよ~」
♬🎶🎵 ♬🎶🎵 ♬🎶🎵 ♬🎶🎵
にこにこ笑顔で話しながら品出しをしていると誠さんのスマホに着信があった
滝<おー嶋っち今大丈夫か?>
嶋「どうした?」
滝<烏養から連絡あってな烏野高校バレー部と練習試合してくれってさ
お前来るだろ?>
嶋「マジッ行く行く!ちょうど結月ちゃんも居るから連れてくわ!」
滝<あっ良いね~んじゃ烏野高校に集合な!>
んっ?私も連れてくってなんだ?
嶋「結月ちゃん今日のバイトはこれでお終いにしてちょっと俺に付き合ってくれる?」
『へっ?』
嶋「外で待ってるから体操服かジャージに着替えてね」
にっこり微笑んで早々にタイムカードを打ってバックヤードに下がって行った
『よくわかんないけどとりあえず着替えようかな』
のそのそ着替えて裏口から外に出るとジャージ姿の誠が待っていた
『お待たせしました』
嶋「じゃあ行こうか🎵」
何処に行くともいわれず歩き出した誠について結月も歩き出す
『誠さんどこに行くんですか?』
ジャージで行くとこってどこだ?
ほどなくして坂ノ下商店に差し掛かり坂を上って行く
高校に逆戻り!
ってことはまさか今日ってバレー部との練習試合じゃ!!
『あの~もしかしてバレー部と試合ですか?』
嶋「Σえっ良くわかったね!
そうなんだ烏養から練習試合をしてくれって連絡貰ったんだってさ
ついでだから結月ちゃんも出てね🎵」
はあ!だってメンバーはちゃんといるでしょ!?
私の出る幕ないと思うんだけど...
そんな事を思いながら学校についた
時刻は18時30分
校門で滝ノ上、内田、森と合流して体育館に向かった