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ハイキュー<何色に染まる?>

第8章 向日葵色


▲▽▲▽▲▽赤葦side▲▽▲▽▲▽


結月さんの両親の事件があってからと言うのも
テレビはずっと結月さんの事を
"悲劇の女子高生"と言って報道している


アナウンサー
「水上雅紀容疑者は
一方的に女子高生に好意を擁いていたようです
警察の取り調べでは
"自分の彼女だあいつらが邪魔をしただから殺した"
と言っているみたいです」


テレビから流れる声を聴きながら父さんが読んでいる新聞を見て見る
一面に大きく"ストーカーに両親を殺された悲劇の女子高生"
と書かれていた


アナウンサー
「一方、被害者の女子高生ですが
事件があった日は女子高生の誕生日で―――――」


「行ってきます」


テレビの声を聴きたくなくていつもより早く家を出た
その為まだほとんど人が歩いてない道をゆっくり歩く


兎「おーい!!あかあーし!?」


「おはようございます木兎さん」


兎「っはよー」


「どうしたんですかこんなに早くに
オレ今日は傘の準備してないです」


兎「何言ってんだあかあーし!?晴れてんぞ傘要んねぇよ!」


「それだけ木兎さんの早起きが珍しいって事です」


兎「そんな事よりもな!
放課後、音駒に行ってみねえ?」


「結月さんですか?」


兎「おう!」


「...いいですよけど余計なことは言わないで下さいね」


兎「ちゃんと考えてから喋るぞ!!」


「はぁっ期待してますよ木兎さん」


ホントに分かってるんですか木兎さん


体育館点検のため放課後の部活が無くなり
木兎と一緒に音駒にやって来た
体育館の近くまでやってくると
山本の叫び声が聞こえてきた


山「呼んでないですー!!」


『逃げるな山本🎵』


楽しそうな笑い声と喧しい叫び声


兎「オース!!結月いるかー」


他校の体育館を我が物顔で遠慮なく開き
これまた遠慮なく体育館に入って行く木兎


『あれ~光太郎何しに来たの?
あっ京治いらっしゃい🎵』


兎「赤葦だけ歓迎!?結月俺は?!」


『か え れ 光太郎♡』


兎「ひでぇー!?」


無邪気に笑い木兎とじゃれあう結月をみて安心した
この先もあの笑顔を護って行こうと心に誓った



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