第22章 何色に染まる?
23対19青城リードのこの場面で日向に替わり山口が入った
「お 出た"ビビリピンサー"!!」
日「Σ山口10点取れ!!!」
山「それ試合終わるけど」
日「許す!!!」
田「1発行ったれ山口ィー!!」
東「へ、へいじょっ平常心だぞっ」
澤「思いっきり行けよ」
山「ハイ!」
8秒...笛が鳴ってからサーブを打つまでの猶予がある
『...慌てちゃだめだよ』
ピーーーッ
「「「「「うおおっしゃアアァアアア」」」」」
谷「やったあああ!」
花「すげえ
変化したな...俺もアウトだと思ったわ」
及「これがあるからジャンフロは嫌なんだよ」
武「――殻を破る一本...ですか」
烏「...ああ
それと反撃の狼煙の一本だ」
山口のジャンフロで烏野はマッチポイントまで来たが
ハジメのスパイクが決まり24対24
山口が下がり日向が入った
試合は一進一退を繰り返し26対26
『この場面で徹のレシーブか...』
バレーボールにおいてサーブはブロックという壁に阻まれない究極の攻撃
及「Σシャァアァア!!!」
「「Σいいぞいいぞトオル
押せ押せトオル」」
「「Σもう一本」」
武「...凄い盛り上がり...」
烏「バレーの中でダントツ"決められて怖いプレー"は
やっぱブロックとサーブだな...」
烏野
「「「Σサッ来オォォい!!!」」」
青城
「「「Σナイッサアアアア」」」
サーブレシーブを旭、大地、夕の3人で迎え撃つ
徹の強烈なサーブは中央にいた大地が上げた
武「良しっ!」
ボールは青城側に戻り金田一が押し込む
澤「田中ナイスだアァ!!!」
東「影山ァ!」
旭の強打を貴大が拾った
青城の攻撃に金田一、京谷が走りこむが
徹が上げたのは後ろから来たハジメ
青城
「「「Σッシャアアア!!!」」」
28対26 第二セットが終了した
烏「Σとにかく!
及川のサーブに好き勝手させないこと
上でいい!とにかく上げる!
そうすりゃ誰かが繋ぐ!!」
烏野
「「「アイ!!」」」
澤「――行くぞ
俺たちは青葉城西を超えなくてはいけない」
烏野
「「「Σ烏野ファイッオ"ァ"ース!!」」」
ピーーーッ
ファイナルセット開始 最後の勝負!!!