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ハイキュー<何色に染まる?>

第21章 銀梟と赤猫再び


月「僕は純粋に疑問なんですが
どうしてそんなに必死にやるんですか?
バレーはたかが部活で
将来履歴書に「学生時代部活を頑張りました」って
書けるくらいの価値じゃないですか?」


う~ん...確かにそうだけど
それだけじゃないんだよ


木「―――"ただの部活"って」


『なに光太郎??』


木「なんか人の名前っぽいな...」


『は?名前って...(黒「!おお...タダ・ノブカツ君か...!」馬鹿なの二人とも?』


黒「いや待てちげーよ!"たかが"部活だよ!」


木「!!ぐあぁ!?そうか~っ!人名になんね~っ!
惜しかった!」


月「......ツッ込んだ方がいいですか?」


赤「いいよ限りが無いから」


『そーだねほっとこう』


木「あーっ!眼鏡君さ!」


月「月島です...」


木「月島君さ!
バレーボール楽しい?」


月「......?......いや...特には...」


木「それはさへたくそだからじゃない?
俺は3年で全国にも行ってるし
お前よりも上手い断然上手い!」


月「言われなくても知ってます」


木「でもバレーが"楽しい"と思う様になったのは最近だ
"ストレート"打ちが試合で使い物になる様になってから
本本得意だったクロス打ちをブロックにガンガン止められて
クソ悔しくてストレート練習しまくった
んで、次の大会で同じブロック相手に全く触らせずストレート打ち抜いたった
その一本で「俺の時代がキタ!」くらいの気分だったね!!
―――"その瞬間"が有るか、無いかだ
将来がどうとか次の試合で勝てるかどうとかは一先ずどうでもいい
目の前の奴ブッ潰すことと
自分の力を120%発揮された時の快感が全て
―――まぁ それはあくまで俺の話だし
誰にだってそれが当て嵌まるワケじゃねぇだろうよ
お前の言う"たかが部活"ってのも俺は分かんねえけど
間違ってはないと思う
―――ただもしも"その瞬間"が来たら
それがお前がバレーにハマる瞬間だ」


『光太郎が...ちゃんと真面なこと言ってる!!』


木「Σ結月俺を何だと思ってんの!?」


『え?バカでしょ?』


木「Σ酷っ!
まあいい月島君質問答えたからブロック跳んでね」


黒「ハイハイ急いで」


月島も殻を破る準備が出来たみたいだね


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