第20章 紫のエース
日「うおっお~!広ォ~ッ
校舎かっけえ!何かホテルとかみてえっ」
何言ってんの日向君よ
ああそれよりも気分悪っ
牛島は結月を肩に担いだままスタスタ歩く
本当にもうおろせ!?
バタンッと戸が閉まった音に反応して顔をあげる
椅子に下ろされ目の前にボトルが差し出された
『なに?』
牛「飲め」
『ありがとう』
冷たい飲み物で喉を潤すと
少し気分も楽になった
牛「さっきの話しだが
俺はお前のバレーの試合を見た」
バレーの試合?
確かに両親に頼まれて
一度だけ試合をしたなあ~
『それで?』
牛「結月...お前は優秀な選手だ
俺の元に来るべきだ
今からでも遅くない俺の元に来い」
『はあ!お断りっ
話しはそれだけ?
帰らせていただきます!?』
牛「?何を怒っている」
『自分で考えなよ!
兎に角私は帰るからね!?』
全くなんで私がウシワカの所になんかっ
行くわけないでしょうが!!