第20章 紫のエース
無事に仁花ちゃんが入部して一安心して
今日は部活の後に買い物に出かけた
『遠征に持っていく服買いたいな~』
そういやこの辺りって白鳥沢の近くだな~
ウシワカに会ったりして
『ハハハッまあそんな都合よくウシワカに会う訳...』
?「俺に何か用か」
...へ?
『ゲッ本物だ』
牛「......お前は白沢結月
なぜここにいる」
んん?なんで名前知ってんの?!
『どこかでお会いしましたか?』
牛「2年前東京で...」
2年前...?
『全然記憶に御座いませんっ!』
牛「そうか、思い出すまで待つ時間は無い
一緒に来い」
は!何言ってんのコイツ!?
眉間に皺を寄せて訝しげに見ていると
俵でも担ぐかのように肩に担がれ
何事もなかったかのように走り出した
『Σうわぁ!何すんのよっ降ろせ!!』
牛「断る」
『ちょっと私スカートなんだけど!』
牛「問題無い」
『Σ大アリだー!!』
何なんだ一体!2年前だと?何処で会った?
あーもー思い出せないんだけどっ!!
ああっ気持ち悪っ...
肩に担がれること数分で揺れに酔いました
日「白鳥沢って"ウシワカ"の!?」
んん?この声は日向...?
牛「用が無いなら行く」
影「俺たち烏野から来ました
白鳥沢の偵察させてもらえませんか」
牛「烏野...
おかしな速攻を使うチームだな」
おかしなって...まあ徹は神業速攻って言ってたし
繋心なんて変人速攻って言ってるしなぁ
って呑気に何言ってんだ私
『牛島...いい加減降ろして欲しいんだけど』
日、影
「「Σ結月さん!!」」
おいっ今気づいたんかい!?
牛「...知り合いなのか結月」
『知り合いも何も私は烏野バレー部マネージャーだから』
牛「...これから学校に戻る
見たいならついて来くればいい」
『無視っ!降ろせって』
牛「ついて来られるなら」
日「一人でロードワーク中ですか?」
私も居るんですけど
牛「他の連中が遅いだけだ
後ろのどこかに居る」
後ろと言うか肩に居ますよ一人
日「じゃあ谷地さんアリガトね!また明日~」
私もさよならしたいよ
もう帰らせて下さい.....