第19章 "飛べ" 黒烏
ここは仙台体育館の外
結月は一人で座っている
「なぁー!青城がフルセットやってる!」
「マジ?相手ドコ??」
烏野ですよ
多分今頃は点の取り合いだろう
バレーの勝敗は2点差がつくまで続く
『駄目だなぁ逃げちゃった...』
見るのがつらいどんなに足掻いても
勝つのは青城なのだから
それから暫くしてみんなが出て来た
かける言葉が見つからず
皆の一番後ろを歩いて行く
"飯行くぞ、もちろんオゴリだ"
その言葉に困惑気味のみんな
『繋心、私は用があるから先に帰るね』
烏「わかった」
『もしもし猫又監督?
お願いがあるんです
烏野を合同練試合に
梟谷学園グループの練習試合に
参加させてくれませんか?』