第3章 黒ネコ
『う~ん...』
転校して直ぐに高校受験の願書を貰い放課後誰もいなくなった教室で
自分の席に座り紙を見つめて一人唸る
梟谷は却下でしょ、だったらやっぱりここは音駒かな?
クロや夜っ君に会いたいし‼️
と言うかこの2校しか興味無いからなぁ
あっ!思いきって宮城の高校受けたいってお願いするのも有りか?!
『無理だよなぁ~』
?「何が無理なんだ?」
『受けたい高校....ん?』
今後ろから声が聞こえた様な...
恐々後ろを振り向くとそこには黒髪でトサカの様に立った独特の髪型(寝癖)をした彼、黒尾鉄朗が立っていた
うぉー!クロだ‼️高校に入る前にクロに会えるなんて思ってもなかった‼️
黒「それ受験願書だろ
確か締め切り今日だったよな?」
『そうだけど?』
黒「そんなに悩むほど頭悪りぃのか?」
『Σはあ!?バカじゃないし!!行きたい高校が遠いから無理かってこと!?
初対面で失礼なオマエは誰だ?!』
初対面でいきなり頭悪いって言われたよ⁉️
覗きこんでいるクロを下から見上げキッと軽く睨んだ
黒「ぶひゃひゃひゃ、お前可愛い顔して口悪りぃのな
俺は黒尾鉄朗、よろしくな結月ちゃん♥」
『よ、よろしく...黒尾君』
黒「鉄朗」
『は?』
黒「結月って呼ぶから俺の事も鉄朗って呼んで♥」
『分かった...これからよろしく鉄朗』
黒「よし!じゃあ結月
高校は音駒にしろよ俺、音駒に行くから
後高校に入ったら男バレのマネージャーになれ」
『Σはあ‼️何で鉄朗が全部決めんの‼️』
黒「そりゃあ決まってんだろ?
今のこの瞬間から結月は俺の彼女だからな」
コイツ今何言った?彼女?何で??