第18章 カラスVS 赤いネコ
武「あああ...」
烏「...完敗...だな
ウチにしてはミスも少なかったし
ウチの強力な武器はキッチリ機能してた
でも勝てなかった
アレが"個人"じゃなく
"チーム"として鍛えられたチームなんだろうな」
日「..........」
影「おいもう終わ(日「Σもう一回!!」
全
「「「「!!」」」」
猫「おう そのつもりだ!
"もう一回"がありえるのが練習試合だからな」
それから2試合目が始まった
"ナイスコース" "ナイッサー" "1本!"
一進一退の攻防の末
2試合目 22-25 24-26 で音駒の勝利
3試合目 25-27 30-32 でまたも音駒の勝利
あちゃ~流石にブッ続けで3試合は疲れるよね~
山本と龍なんかコートに倒れちゃってるし
研磨も座り込んでるよ
日「Σもう一回!!」
猫「うぬっ!?
なんなんだ!
滅茶苦茶動いてるだろ!?
体力底無しか!」
烏「コラコラコラ!
だめだ!新幹線の時間があるんだ!」
猫「またうちとやりたいなら公式戦だ
――全国の舞台 沢山の観客の前で
数多の感情渦巻く場所でピカッピカ キラッキラの
でっかい体育館で"ゴミ捨て場の決戦"最高の勝負
やろうや」
烏野全
「「「「——!!ハイ!!!」」」」
『ハーイ!じゃあ片付け開始!!』
パンッと手を叩くと片づけを開始した
『潔子~ボトル洗いにいこ~』
清「うん」
水洗い場でボトルを洗っていると
清「へくちっ」
『風邪?』
清「ん~違うと思う」
『じゃあ山本辺りが噂してるのかも』
清「...ねえ結月
音駒の主将ってホントに彼氏なの?」
『あ~うん』
そう言えばさっき"彼氏"だって鉄朗言ってたけど...
『潔子後お願いしていい?
ちょっと鉄朗の所行って来る』
清「ふふっいってらっしゃい」
『いってきま~す』
ええ~っと鉄朗はどこだ?
キョロキョロ辺りを見回すと
黒「君はもう少し高校生らしくハシャいでもいいんじゃないの」
月「そういうの苦手なんで」
黒「...ふーん..."若者"だねえ」
『"若者"って2歳しか変わんないでしょう?』