第18章 カラスVS 赤いネコ
17-13 依然として音駒高校リード
研磨は日向を狙ってサーブを打った
アンダーで取るには高い オーバーで取るには低い絶妙な高さのサーブ
日「Σほぐっ」
辛うじて二の腕で取った
澤「カバーカバー!」
西「Σそいあっ 龍!!」
田「Σっしゃあああ!!
ピンチの時に決めんのは旭さんだけじゃ
ないんだぜぇぇぇ!!!」
気合の入ったスパイクは山本のブロックをフッ飛ばした
山「チッ」
田、西「「ソイソイソォォイ!!!」」
山「うぐぬ~」
『あははっ楽しそうだな~あの3人』
東「田中ナイッサ!」
日、犬「「.......」」
澤「日向
影山のも力も過ぎんなって言われたろ?
視野を広くな」
日「Σ!ハイ!」
田中のサーブは福永が拾い研磨の元へ
海が飛び出し速攻か!と日向はブロックに跳ぼうとした
"視野を広くな"
ピタッと止まると研磨の陰から犬岡が出てくるのが見えた
日向はブロックに跳んだ
犬「Σ!!」
バチッとワンタッチに成功した
西「Σウォォ!ナイスワンタッチ!」
田「チャンスボール!!」
日向は着地と同時に逆サイドに走り出した
芝「Σ!?速——」
菅「音駒の7番も反応速い...」
ギリギリの戦いの中 互いに影響し合い――
時には実力以上の力を引き出す
まさに―― "好敵手"だ
菅「抜いたっ!」
武「入ったっ!!」
影山のトスに辛うじてあわせた
日「よっしゃァ!!」
日、犬「「Σもう一本!!」」
西「俺らも負けてらんないっス!」
東「うん」
18-15 音駒高校リード
あと7点取られると烏野は負ける
このタイミングで音駒の前衛に鉄朗が上がって来た
犬岡との勝負は楽しいと思う日向だが鉄朗の事は怖がる