第18章 カラスVS 赤いネコ
徐々に日向の動きに追いついてきてた犬岡についに捕まった
そして第一セットは25-22で音駒高校の勝利で終わった
休憩をはさみ第二セットが始まった
完璧に日向の動きについてくる犬岡
ことごとく日向のスパイクをブロックしている
――気力を挫く "人の壁" 打てば打っただけ心は折れて――
はいなかった
『―――わらった』
影「...オイ」
日「なんか違うん 音駒もギリギリでついて来てるのわかる...
今までブロックは怖くて嫌なだけだったのに
あいつが目の前に来るとわくわくするんだ
お前のトスとあと...何か...何か工夫で...
打ち抜けるんじゃないかって思うんだ
だから、もう一回おれのトス上げてくれ」
影「当たり前だ」
7-5 音駒リード
日向は自分に上がったトスを見た
日「Σあっ オアッ」
その結果手に当たることなくボールは落ち日向は後ろに仰向けにスッ転んだ
『今...日向トスを見たよね?』
烏「っ...たっ...
た た た タイムッ!!」
烏野サイドに居る繋心は慌てた様子でタイムアウトを要求した
タイムアウト後からの日向は影山からのトスにどうにか合わせようと必死になっていた
そして2回目のタイムアウトに入った
日「すっ...すみません
おれ...ミス沢山...」
田「何を言うか!!俺はいっつもお前のお陰でフリーで打ててるからな!
たまには俺の方がカッコイイ試合があっても良いんだよ!」
東「ウンウン」
西「旭さんの方が決めてるけどな!」
田「Σうるせえ!とにかくいいんだ!
ねっ!?旭さん!!」
東「あ!そうそう うん そうそう
点は俺達が取り戻す」
月「あんまりやらかすと替えられちゃうカモだけどね」
田「月島!!」
澤「大丈夫大丈夫、何か掴めそうならトコトンやりな
跳んでる時は独りでも後ろにはちゃんと俺達が居るし
点は"エース"が取り返してくれるらしいしな!
たのもしいなあオイ!」
菅「大地!旭にプレッシャーかけんなよ!
傷ついちゃったらどうするんだ!」
東「........」
西「そうですよ!ガラスのハートなんだから!」
東「........」
田「Σもうやめてあげて!」
孝支と夕に指さされながら言れる落ち込む旭だった