第9章 清水さんの最近の悩み(最後の一言に尽きる…って、なにが?)
筑『そ?でもなにかあれば、いつでも言って。オレの知らないとこで清水さんが無理すんのイヤだからさ』
清「普通は無理するなって言うよね」
菅「(出た!筑流のこれ、素だからな?気に入ってる人間みんなにこうだから)」
澤「(優しいのかタラシなのか女好きなのか、見極めが難しいところだ)」
東「(清水は特別なんじゃないの?)」
筑『するなっつっても、するんだろ?』
清「………」
菅「(そりゃ清水は特別だろー。でも基本、女子にはあんな感じ)」
澤「(本当に無自覚なのか?)」
東「(え、色々、大変じゃないか?誤解とか勘違いとか…)」
筑『ほら、否定しねーし。だったら、せめて清水さんのすること手伝わせてよ。な?お願い』
清「……わかった」
菅「(無自覚と半々ってところかな…前に、女の子に優しくすんのは当たり前だろっつってたからな)」
澤「(あいつ、どんな教育受けてきたんだ)」
東「(秋月、本当に俺らと同じ田舎の高校生?)」
筑『ん、ありがと。じゃあ清水さん、このじゃがりことジャガビー食おっか!』
清「秋月…あたしの話聞いてた?」
澤「(急に話が戻ったな)」
東「(あわわ、清水の周りが氷点下…)」
菅「(いや、まだわかんねぇぞ。ここで清水に怒られるような筑流じゃない)」
筑『だからさ、オレと一緒に。半分こすればいいじゃん、そしたらどっちも食えるよ』
清「……毎日、一緒に食べてくれる?」
澤「(そうきたか)」
東「(…清水が元に戻った、よかった)」
菅「(毎日はキツいよなー)」
筑『毎日…』
清「うん、ダメ?」
澤「(おい大変だ、清水がかわいいぞ)」
菅「(筑流っ、そこ代われ!)」
東「(スガ、落ちついて!)」
筑『…まぁ、他のモンと食えばイケるか』
清「もし太ったら、ダイエット付き合ってね」
澤「(上目遣いの清水にも驚いたけど、それに平然としてる秋月に驚くな)」
菅「(や、あれは考えに集中して気づいてないだけだろ。じゃなきゃ男じゃねーべ、な?旭)」
東「(えっ、いやその、どうかな?)」