第6章 音駒でハロウィン!(猫ひげ描けばよかった)
『きょうはなーんの日?ふっふーう♪』
「なんだそのノリ」
「誰かの誕生日?」
『はい、クロむかつくー。夜久ざんねーん』
「イッテ!蹴んなよっ」
「今日は10月31日だよな」
「あっ、俺わかりました!」
『おお!さっすが海、リエーフ言ってみ?』
「ハロウィンですよね!クラスの女子が騒いでました!」
『よくできました!ってワケでー…トリックorトリート?お菓子くれなきゃ悪戯するぞ覚悟しろ』
「なんかセリフ違くね?」
「悪いな、今はなにもない」
「昼ならともかくなあ」
「夜久さん見た目のわりに食いますよねっ、ぎゃ!」
『みんな持ってねーな?じゃあコレ頭につけてー』
「なんだこれ…」
「猫耳…?」
「秋月、これはちょっと」
「髪と同じ色がよかった」
『あー、会話が大混雑。オレ聖徳太子じゃねーから、いっぺんに言われてもわかんねーから。とりあえず、もっと激しい悪戯されたいヤツだけ言いにこい』
「「「………」」」
「イタズラって、なにするんですか?」
『……勇者リエーフ、お前にはこれも授けよう』
「おお!」
「…グレードアップした、だと!?」
「楽しそうだな、2人とも」
「猫の手に尻尾まで…どこで用意したんだ?」