第6章 半月
「ひ…や。言えな…あっ…。いえ…ないよ。」
「ふーん。和奏はこのままがいいんだね。」
グリグリとローターを強く押し付ける。
「ひゃだ…。…かい。あぁ…さ…3回…。」
「ふーん。3回もイッてたんだ。本当に淫乱だね。ちゃんと答えられたから、和奏にご褒美あげないとね。」
ローターを乳首から離すと、そのまま濡れそぼった和奏の膣に押し入れる。
「ああぁぁ。」
「あれ?入れただけでイッちゃったの?1回目だね。今日は新記録の4回目指そうね。」
「は…ずして。おね…い。」
「ダメだよ。和奏はこんなに淫乱なんだから、僕以外で満足出来るはずないって、しっかり教えないとね。ちゃんと僕じゃないとダメだってわかったら呼んでよ。」
「え…。ま…って。あ…ぁ。置いてかな…いで。」
手を縛って、目隠しをされ、その上膣にローターを突っ込まれた和奏から離れる。
目が見えなくて、僕がどこにいるかもわからないんだ。
不安で仕方ないのだろう。
「ふぇ…」と、喘ぎ声に混ざって泣き声も聞こえてくる。
僕は少し離れた所に座り、完全に持ち上がっている自身に手を伸ばす。
和奏が目の前にいるのに、自慰なんて間抜けだけど…1回くらい抜いておかないと、後で和奏に入れた時に一瞬で持っていかれてしまうだろう。
目隠しのお陰で、和奏からは見えていないし。
ビクンっと、ベッドの上で和奏が震えたのが見える。
イったのだろう。
何を考えているのか、まだ僕を呼ぶ気配はない。
体を拘束され、オモチャなんかで強制的にイかされてる和奏を見ていると、背筋がヒヤっとするのを感じた。
一瞬でも、このまま和奏を壊して、僕だけの物に…とか。
首輪で繋いで、ここで飼うのは…とか。
そんな事を考えてしまった自分が怖くなったのかもしれない。