• テキストサイズ

【ハイキュー!!】月と影の奏で R18

第16章 佳月


和奏ともう一度ゆっくり話したい。
和奏と月島の間に何かあったって、
別に俺と和奏の関係が悪化したわけじゃないんだ。
だから…大丈夫。

家に帰ってからも、何度も大丈夫だと自分に言い聞かせた。

イメージトレーニングも大事だ。
なんて思い至って、楽しそうな俺と和奏を想像する。

想像の中の和奏はニコニコと笑っていて…
でも、そこには何処か寂しげな感情が含まれていて…
付き合ってから、俺に向けられてきた笑顔だった。

大丈夫。
泣いてるより、全然マシだ。
少し寂しげだって、笑顔は笑顔だ。

俺がもっと笑わせてやりたい。

きっと明日になったら、いつも通り登校して、一緒に授業を受けて、部活して、和奏の家に帰って、俺だけの和奏だって、ちゃんと確認して…。

和奏が揺れているなら伝えよう。
俺がどれだけ和奏を好きか。
必要としているか。

もし、月島に心が揺れたって、また和奏にこちらを見てもらえるように、何度だって…何度だって努力を惜しまないって。

だから、俺の隣にいて欲しいって。

明日になったら、そう伝えよう。
これ以上、和奏の中で月島の存在が大きくなる前に。

早く明日が来たらいいのに。
こんなにも和奏に会うのが待ち遠しい。
/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp