第7章 ハイキュー!!28巻発売おめでとう面白かったよ記念な特別編
「あ、これさっき俺が買ったやつ!あててみますか?」
「いいの?」
ありがたく受け取ったTシャツを広げ、自分の体に重ねる。
これSじゃないよね?Mだよね?絶対。
「……ニャーさんって、身長は?」
「……140弱」
おそるおそる聞いてきた翔陽くんから目を逸らしつつ、そっとシャツを返す。
正確な数値ではないが、嘘はついてない。だいたいそんなもんだ。
「ニャンニャンさんて、ほんと小さいんですね」
山口くんにしみじみ言われた。ツッキーみたいな嫌みじゃないぶん余計にグッサリくる!
「影山、あの金髪のこ。知り合いか」
「ああ、ニャンニャンさんスか。合同合宿したことある音駒のマネージャーです」
「1年?」
「3年です」
「はあ???」
おいなんだコラ近場でこそこそうるさいな聞こえてんぞ誰が1年生だ?
やさぐれモードで振り向けばバチっと目が合った。ちょ、目力すごいな………ま、負けてなるものか。
「おい、あんた…」
「初めましてどちら様ですか」
早口言葉ばりのノンブレスで言ってやった。ふんす。
「鴎台高2年、星海光来」
2年か年下か!かわいい研磨くんと一緒じゃないか生意気そうだけど。
「音駒高3年、ニャンニャンニャー」
カッ!
目を見開いて互いに相手を凝視する………背景はベタフラでお願いします。
「ポジションは、ウイングスパイカー」
なんだ答えろと?………威圧感ぱねえ。
「好きなポジションは、セッター」
まぁ本当はセッターしてる研磨くんが大好きなだけなんだけどね!うん。