第12章 宣告
小「堂上は弱味になりそうだから覚えてたわけじゃないよ。やっぱり志望を両親に反対されてるのは心配でしょう、普通。戦闘職種だし、それて辞めてく隊員も珍しくないしね」
『さすが堂上教官やさしーい』
篤「ばっ、お前何言って・・!小牧は余計なことは言わんでいい!」
矛先を小牧教官に向けて堂上教官がトレイをもって席を立った。
篤「先に戻る!」
教官はカウンターに歩き去った。
『あーあ』
麻「バカねぇ、あんたは」
『ほんまそれ』
郁「何がよ」
麻「親御さんの査察乗り切るなら上官の協力必須でしょうが」
『口裏合わせとか、シフトとかね』