第6章 STRIDE
父が、昔言っていた。私が小さな時、いろいろなものに怖がっていた時。
『怖かったら、怖いと思ったら___』
そうだ。
そうだった!!
私はキッと前を向き、足を引き摺りながらロボットの攻撃を避けながら動きを観察する。
『怖いと思ったら、それについてよく知ればいいんだよ。よく知らないから、よく分からないから怖いんだ。』
ここの関節がこう動いて……ここの足はこうしか動かなくて……。動いてるものを、あそこのセンサーで察知して攻撃してきてるんだ……。
ふむふむ。
じゃあ……こうしよう!!
私は、襲ってくる一体の後ろに周り、もう一体の攻撃を受けるように動く。もう一体のロボットは私に反応して追っかけてくる。
素早くかわせば
さっきのロボットは止まれないまま、もう一つのロボットを壊している。
やった!一体、破壊できた!!
その壊れたロボットの残骸を広い、そのロボットに攻撃する。
上手くいってる!!
よっしゃ!
その隙使い、走って逃げた。
もうロボットなんてこりごりだ!やってられるか!!
するするするっと躱すのは得意だから。私の知っている障害物競走の方で。
第一関門突破!!