第3章 言いたかった事
『でも、島ってどこだろ?』
メイジュがそう呟くと
ヨ「なんだァ?考え事か?」
『ゴリr…ヨンジ…』
ヨ「今ゴリラって言いかけた…まぁいい可愛い妹は許せるからな」
内心メイジュはひいていた
『別に悩み事ではないけど…』
ヨ「あんまり考えるなよ、かんがえても迷うだけだ」
ヨンジは得意気に目をつぶって言っている
それを
メイジュはヨンジをポカーンと見ていた
それにヨンジが気づいた
ヨ「な、なんか変な事言ったか?!」
『別に…いい事言うなぁって…』
ヨンジは何故か照れていた
ヨ「わ、私はもう行く!」
メイジュはその行動を見てクスクスと笑っていた
メイジュは面白いと思いヨンジをいじめようと思った
『ヨーンジ!』
メイジュはヨンジの背中に抱きついた
ヨ「お、おい!やめろォ!」
『ヤダヤダヤダ!』
ヨンジは照れながらも焦っていた
ヨ「この姿をイチジに見られたらメイジュ、ただじゃすまねーぞ?」
『しーらない!』
メイジュはそう言うとヨンジの背中に頭をくっつけスリスリしていた
これにはヨンジもさすがに慌てた
ヨ「私の命もかかってるんだぞ!」
『ヨンジィ…メイジュのこと嫌いなの?』
ヨン 「それは、違うけど…イチジに見られては俺が…」
イ「ほう…メイジュ、全部見させてもらったぞ」
ヨ「ゲーーー!!!!」
ヨンジはイチジを見て顎がはずれそうなぐらいに口を開けていた
メイジュはヨンジの背中から離れイチジを見た
イ「メイジュ…今すぐこい」
『え?う、うん』
ヨンジは ふぅ とホッとしていた
メイジュが来た場所はイチジの部屋だった