第59章 ショートストーリー①つづき

だだをこねてる田島…。
もう、仕方ないなぁー。

のぞみ「田島、だだこねないの！」

田島「のぞみー。だって教壇の横だぜー？」

のぞみ「いいじゃん！あーあ、田島が頑張って、勉強してる姿みたいなぁー♪」

田島「えー？」

のぞみ「勉強も部活も両立してる人、かっこいいじゃん？」

田島「…。それって花井のことか？」

のぞみ「さぁ？どうだろー。」

田島「なんだよー！野球してる時の俺が死ぬほど好きってキスしてる時、言ってたじゃねーか！」

のぞみ「んなっ！！」

泉「ほーほー。熱々だなぁー。」

三橋「き、きす！！」

田島「おー！そーだぜ。」

のぞみ「ちょっと話盛らないでよ！なんで人前でいうの？バカ！」

田島「バカってなんだよー！」

泉「まーまー。落ち着いてって。」

泉くんの声でクラスメイトの視線が私たちに集まっているのに気づく。とりあえず落ち着かなきゃ。

のぞみ「と、とにかく。教壇の横だからって文句言わないの。わかった？？」

田島「チェッ。わかったよー。でも、それよりもっと嫌なことが起こったんだけど！」

のぞみ「もー、次は何？」

田島「三橋とのぞみ、席横じゃん！授業中にのぞみと仲良く喋ったりできるとか何それ、羨ましすぎる！！」

のぞみ「えっ？」

田島「だめだめー！俺、後ろが気になって集中できないってー！！三橋ずりー！！」

のぞみ「っな//」

三橋「お、おれ、喋らないから大丈夫だっ！」

田島「ほんとかー？三橋？」

三橋「ほ、ほんとだっ！」

田島「三橋がそうゆうなら大丈夫だな！んー、腹減った。食堂行ってくる♪♪」

泉「あー、俺の分も。焼きそばパン！」

三橋「おれもっ！」


サラッと照れるようなことを言う田島に今日もドキドキ。そうゆう素直な嫉妬も好きだけど…。ちょっと心臓に悪い。

散々、騒いでおきながらお腹減ったから食堂行くって、ほんとバカだなぁ。そういうとこも可愛くて好きだけど。

それにしても泉くんの対応はすごい。私も見習わなきゃ！