第57章 阿部の妄想
ふー、30球打つのも結構疲れるなぁ。
田島「はい、ドリンク!」
のぞみ「ありがと!」
田島「のぞみ、バッティングうまかったよ!」
のぞみ「えー、そんなことないって!」
阿部「いや、すげーセンスだと思うぜ。」
のぞみ「あ、阿部くん!そー?ありがと!」
田島「さすが俺の自慢の彼女!」
阿部「へいへい。でも楽しみだなー。」
のぞみ「ん?」
阿部「田島と榛名の間に子供が生まれたら、すんごい選手になりそー!やべー、コーチしてーなぁ!!」
のぞみ「気が早くない!?」
阿部「よし!投手にしよう。そいつの投げる球受けてみてーな!絶対すげーよ!!」
阿部くん、話聞いてないよ。さすがマイペース…。
三橋「す、すごい投手…。俺、負ける…でも」
のぞみ「もー!違うって。勘違いだって!」
三橋「…かんちがい?」
泉「西浦のエースはおまえだって。自信もて」
三橋「泉くん…。」
おお。泉くんナイスフォローです。
阿部「そんで、変化球は中学くらいから教えるべきか?でも肩壊すのが1番こえーからな…」
阿部くん、まだ語ってるし…。
やっぱ西浦野球部って楽しいな。
私、元気でおもしろくて優しくてあったかい、このチーム大好きだな…。
田島「よし!明日は勝つぞ!厳密に!!」