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Diable Patron

第2章 上司の理解不能の言動


部長の手元をよーく見ればそこには一万円札が七枚ほど入った財布を持っていた。


見た感じ、小銭はなさそうだしサービスエリアに寄ることになったのももともとは私のせいだ。




私は無言でそのオレンジミックスジュースを買いそっと部長に手渡した。



「いいのか?」



そう目を輝かせて言う部長に私は


「いいですよ、前ランチおごってもらいましたし。」



といって車へと先にもどった。



その時の部長は子供のように嬉しそうな笑顔をしていて、見ていて気分がよかった。



[オレンジジュースが好きとかそうゆうところは可愛いげあるのにな~。]



私はそう思いながらも、さっき買った水を一口飲んだ。




しばらくして部長も車へと戻ってきて運転が再開した。



酔い止めの効果もあるのだろう、車酔いもなくなり部長の運転もそこまで下手ではなかったのだがさらに安全運転になっていた。



私たちはやがてよくわからない橋へと着いた。




「部長、ここどこですか?」


「その、女が喜ぶ絶景スポットだ。」



そういって部長は車を下りる。



何故私をこんなところに連れてきたのだろうか。



どうせならその、好きな人とやらをつれてくればいいのに。



何だ、お試しか?



反応を見たかっただけなのか?



お前の部下はそうゆうためにいるんじゃないんだよ??



「もしかして、私にこうゆうところ連れて来たらどうなんだって反応求めてますか?」


私は思わずそう聞く。


疲れも貯まっていて少し強くあたってしまったのかもしれない。


すると部長は私に


「まぁ、そう、だな。」


という。



やはりそうなのか。私はそれを聞いて



「喜ぶんじゃないですかね。連れて来てみたらいいんじゃないですか?人によって価値観は違いますけど。」


という。



こうゆうところ、また私は恋人と来る日は来るのかな。



私はそう考えながら再び車へと乗った。
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