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Diable Patron

第18章 大好きな職場。


あれから二ヶ月。


私たちは籍をいれた。



両親たちはもちろん、姉夫婦や、職場の部下や、上司たちにも挨拶をした。



部下たちは、私たちが付き合ってることに気づいていなかった子も多かったようで、ビックリしている子も多かった。



そしてこれを気に、新しく二人ですむ新居も探した。



前すんでいたところは元々は裕一人がすむ予定のところに私が転がり込んでいたため、所々で不自由な部分があった。




そのため新しい物件はそのようなことがないよう、セキュリティのしっかりとした広い部屋へと決めた。




職場の名札も今までの日向由架とかかれていたものから氷山由架へと変わった。



名前も氷山さんと呼ぶと私と裕の二人がふりかえるため、あるときから由架さんと下の名前で呼ばれることが増えた。



そんな少しずつ変化がおこる状況下の中でとある休日、姉夫婦の家に遊びにいくととんでもないことを聞かされた。




「お姉さん、仕事やめます。」




「「??」」



突然の姉の仕事やめます宣言に私たちは驚いた。




「?子供?」



私がやっとの思いで思い付いたことを聞いてみると姉は首を横にふった。




「じゃあ…?」




私と裕が口をぽっかりと開けビックリしていると姉はいった。





「私ね、主婦になろうと思う。」




「「え?」」




姉は昔から仕事が好きな方だった。





なのに、その姉が仕事をやめようとしていることに私は疑問しか持てなくて、姉が仕事が好きなのをよく私から聞いていた裕も共に同じことを考えていた。

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