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♡イケメン王宮&大奥*R18♡

第6章 ルイ♡sweet flower love



〖 ねぇ!!ココ様! 〗

「俺たち3人の中で、」

『...誰が1番すき?』



3人から突然そんなことを聞かれ、
ココは戸惑いに戸惑い、
結局5分間以上も押し問答を繰り返した。


結局、誰が1番かなど決められるはずもなく......。

子供のように騒ぐユーリ、
にこやかな笑顔ながらも手を離してくれないレオに比べ
1番冷静(に見えただけで内心気が気でなかったのだが)
だったルイに助けを求めたい一心で
とりあえずその場しのぎでついて出たココの

「ル、ルイ......か、な??」

の一言でこの修羅場(?)は
一旦落ち着いたのだった。







ーーーーーーーー






あの後、頬を赤く染めたルイに手を引かれ、
ココの自室に戻っていた。
ルイも一緒だ。


部屋に入ると、ルイはココに向き直る。


『...俺、ココに選んでもらえて、すごく、嬉しかった』

「え?...あ、そ...それは...」

『俺も...ココのこと、その、大切だから。
だから、嬉しい。』


優しく微笑み、ココの頬を撫でる。


「ル、ルイ...っ......その、あれは、ね
皆が私に詰めかけるなか、
ルイだけは戸惑っている私に
気づいてくれている気がして......
それで、今はとりあえずルイって言うのが
1番いいかなと思って...それで......」


『.........え?』


ルイは体を固くし、ぴくりと薄く眉を寄せる。



「あ!もちろん、だからって
ルイが一番じゃないってわけじゃないんだよ?
皆1番大切なの......。
同じように、ルイのことも
とってもとっても好きだから...
1番なんて決められないよ」


ココは困ったように微笑む。


『......じゃあ...俺が1番って
選んでくれたわけじゃなかったんだ...』

ルイはあからさまにしょぼんと視線を落す。
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