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♡イケメン王宮&大奥*R18♡

第5章 ルイ&レオ&ユーリ♡トリプルスクランブル〜静かなる戦い〜


「まぁ......でも、ココちゃんが
一生懸命作ってくれたことには変わりないんだし、
こんなことで落ち込んでちゃダメだよね?」


〖 そうですね!!
ココ様の心のこもった手作り!!
ありがたく頂かないと! 〗


『.......そうだね。
......でも、それを言うなら、
心のこもってる度は俺が1番だと思う。』



ルイの言葉に2人はぴくりと耳を揺らす。



「...そうかなぁ?
それは、俺も負けてないと思うんだけど」


〖 俺だってっ!!
大体、1番ココ様と一緒に過ごす時間が
長いのは執事である俺なんですよ?
やっぱり俺のことを1番に考えてくれてるはず! 〗


『.........ココは俺のことを見るとすごく笑顔になる。』


〖 それを言うなら俺だって!! 〗


「ココちゃんはすごく可愛いらしい笑顔を向けてくれるよ?
それに、勉強中2人きりになると、
俺に体を寄せてきてくれてる気がするんだよね。」


『そんなのレオの勘違いでしょ。
......俺だって、ダンスの時はすごく近づいてくるし』


〖 ダンスは近づくものじゃないですか!
俺なんか、ベッドで1人は寂しいからって
たまに寝るとき手を握ってきたりするんですよ? 〗


「寝る時に......」

『手を握る......』

「『............』」


〖 ん?あれ〜?......2人とも羨ましいんでしょ〜!?
でも、これは執事の特権なんで!
俺だけにしか出来ないこと!
絶対にこの役目は渡さないからね!! 〗


ユーリは得意げに鼻を鳴らす。



『......あ、いや...今想像してたんだけど...
なんていうか......』

「眠るココちゃんと手を繋いで何もできないなんて......」


『「逆に可哀想......」』


〖 えっ!?!? 〗


「俺なら絶対に我慢出来ないなぁ......
あの可愛いココちゃんの寝顔を見て、
さらに手も繋いで何もしないなんて......
拷問もいいところだよ」


〖 ......え?! 〗


『...レオはさかりすぎ......。
でも、俺でもちょっときついかも......』


〖 えええ!? 〗


『「......やっぱり可哀想......」』

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