• テキストサイズ

morning light【気象系BL】

第2章 STAND 2


雅「そんじゃ、持ち物チェックを再開しよう~。次は…翔ちゃん!」

翔「はい!」

翔くんが右手を高々と上げて、一歩前に出た。

なりきってるなあ、翔くん。
よくそんな直ぐに対応できるな…。

リュック以外は、全身迷彩柄の翔くん。

すごい…。
その格好でここまで来たのかな?
前から気になってたんだけど…、

「翔くんって独特のファッションセンス…」

翔「え?」

翔くんが俺の方に振り向いた。

ヤバッ。
また、口に出してた…?

急いで両手で口を塞いだ。

雅「ヒャッハッハ!俺もそれ思ってた!」

雅紀が俺に向かって、親指を上げて見せた。

翔「ええ?そう?普通だけど…?」

そう言って、自分の全身を見ている翔くん。

智「櫻井くん。大丈夫だよ。カッコいいよ。ま、俺はそっち系は疎いけど」

最後の一言が余計だよ、さとちゃん!
ほらほら~。
翔くんが肩を落としてるよ…って、元々か?(笑)

翔「もう!大野先生も松本くんも嫌い!」

「え?なんで?なんで?」

雅紀が俺の肩に手を置いて、耳打ちしてきた。

雅「潤ちゃん。肩のこと言っちゃダメだよお~。翔ちゃん、なで肩のこと気にしてんだから」

ヤバッ。
また、口に出してたんだ。
俺の、バカバカ~!


/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp