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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第2章 転校


学校に着くと、丁度4時間目終了のチャイムが鳴る。
瑠衣に途中まで案内して貰い、それぞれの教室に入る。

出「藤咲!」
僕「あ、出水君。どうしたの?」
出「紹介したい奴等がいるんだ!一緒に屋上来てくんね?」
僕「わかった。準備するからちょっと待ってて」

特に用事は入っていなかった為、自作の弁当を持って出水君についていく事にした。


〜屋上〜
屋上は多くの生徒で賑わっていた。
僕がいた前の学校は、屋上に入れなかったからなんだか新鮮だ。

出「藤咲、コッチコッチ」

思わずボーっとしてしまった。
声が聞こえた方を見ると、出水君が前の方で僕を手招きしていた。
待たせては悪いので駆け足で向かう。

僕「ごめん。今行く」
出「急がなくても大丈夫だぜw」

出水君の所に着いてまた一緒に歩きだす。
すると、前方にかなり目立つ5人組(いい意味で)を見つけた。

僕(え、まさか合わせたい奴等ってあの人達?……な訳ないよね)
出「おーい、槍バカ。連れて来たぞ!」
槍バカ「おー!弾バカサンキュー♪」

まさかの予想的中。帰りたい。あんな顔面偏差値高い集団にいたら、これ見た他の女子になんて言われるか……。
ていうか、目つきの鋭い男子が目を見開いてめっちゃこっち見てるんだけど…。
帰りたいが帰れる状況ではない為、思わず出水君の後ろに隠れてしまった。

出「藤咲?」
僕「あ、ごめん。なんでもない」
槍バカ「2人とも立ってねーで座れよw」
出「おう。藤咲、ここ座れ」

指先で促されて出水君の隣に座る。
出水君が僕が座ったことを確認すると

出「こいつが昨日俺のクラスに転向して来た藤咲明希だ」

唐突に僕の自己紹介が始まった。

僕「えっと…藤咲明希です。よろしくお願いします」
5人「よろしく/!」
出「次お前らな。誰からやるんだ?」
槍バカ「はいはーい!俺から!」

元気よく手を挙げたのは、最初に『槍バカ』と呼ばれていたカチューシャの男子だった。
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