第3章 再開
任務が終わったのは、あれから約30分後だった。
悠一の合図でそれぞれ帰ったり、「これから模擬戦しようぜ!」と声をかけている人もいた。
それにしても、これだけ大勢の隊員達をつかう任務とは一体なんなのか。
考えても僕にわかることではないと思い、後で悠一に聞こうと考えていると後ろから「藤咲?」と呼ぶ声が聞こえた。
誰だろうと振り返ると、そこには公平を始めとする17歳組と僕の知らない男の子が2人一緒にいた。
出「やっぱり藤咲じゃん!」
僕「みんなさっきぶりだね」
これは任務のことを聞くチャンスかな。
僕「みんなも任務だったの?」
米「おう!テレビとかラジオ見てねぇ?」
僕「見てない」
隠「この前イレギュラーゲートが学校に開いたんは知っとるやろ?」
僕「うん」
三浦「そのイレギュラーゲートの原因がわかったからそれの駆除に回ってたんだよ」
僕「駆除って事は、ゲートを開くための近界民がいたってこと?」
若「そういう事だ。しかも数は数千にも上るから、これだけの人数が総動員されたんだ」
僕「そうだったんだ。みんなお疲れ様」
三輪「あぁ。...明日の放課後はちゃんと学校案内するからな」
そう言えば、その約束忘れてた。危ない危ない。
僕「うん。楽しみにしてるね」
三輪「あぁ...///」
??「三輪、顔が赤くなってるぞ」
三輪「う、五月蝿い!///」
出「三輪も隅に置けねぇな〜w」
三輪「五月蝿いと言っているだろう!///」
みんな仲いいなぁと、やり取りに和んでいると、スーツ姿の人と目が合った。